Xマスにサンフランシスコでテロ計画か、男を起訴 米
(CNN) 米カリフォルニア州サンフランシスコの観光スポット、ピア39でクリスマスにテロを実行する計画だったとして、州内在住の男が起訴されたことが24日までに分かった。米司法省が明らかにした。
司法省の発表によると、同州モデスト在住のエベリット・アーロン・ジェームソン被告(26)は22日に初出廷した。本人は無罪を主張している。
法廷文書によると、連邦捜査局(FBI)はジェームソン被告がソーシャルメディア上でテロ攻撃や過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に関する投稿に「いいね!」を連発していることに気付き、今年9月から動向を追い始めた。
覆面のFBI職員らがISIS支持者を装って接近した。今月16日に会った時、同被告はピア39で武器や爆発物を使ったテロを実行したいと話していた。
爆弾で人々を一カ所に集まらせてそこを襲撃しようと思う、実行日はクリスマスがぴったりだと話し、レッカー車の運転手の仕事を始めたばかりなので都合がいいとも言っていた。
ISISと指導者のバグダディ容疑者に対する忠誠を口にし、寄付金や銃の腕前で貢献したいと語った。同被告は2009年に海兵隊に入ったものの、ぜん息の病歴を申告していなかったとして除隊処分になっていた。
覆面のFBI職員らに銃や爆発物の手配を依頼し、「同胞への声明」を出す用意があると告げていた。
しかし18日になって「私にはできないと思う。考え直した」と連絡してきた。当局は20日に被告の自宅を家宅捜索し、銃や弾薬、遺書などを押収した。
被告は外国のテロ組織に物的支援を提供しようとした罪に問われている。有罪になった場合、禁錮20年と罰金25万ドル(約2800万円)の刑を言い渡される可能性がある。