米国務省、欧州渡航に警戒呼びかけ 観光地狙われる恐れも

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米国務省がテロ攻撃を念頭に、欧州渡航への警戒を呼び掛けた

米国務省がテロ攻撃を念頭に、欧州渡航への警戒を呼び掛けた

(CNN) 米国務省は1日、欧州への渡航に関する警戒情報を出し、引き続きテロ攻撃の恐れがあるとして市民に注意を呼びかけた。

国務省の警戒情報では欧州の情勢について、「地元政府が対テロ作戦を続けているが、それでも今後のテロ攻撃の可能性については依然として不安が残る」と指摘。「テロリストに同調する者や、自ら過激化した者が、ほとんどあるいは一切の警告なしに攻撃を実行するかもしれない」と述べ、常に警戒を怠らないよう促している。

さらに、大統領選を控えるフランスのほか、ロシア、スウェーデン、英国で相次いだテロ事件に触れ、こうした事件では人気観光スポットが狙われる傾向にあると指摘した。

米当局者は今年2月の時点で、欧州でのテロの危険はかつてなく高まっていると述べていた。

欧州と米国の最近の推計によると、イラクやシリアに滞在した後に欧州に戻った外国人戦闘員は、最大で1900人に上る。この中には「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のようなテロ組織に関与し続けている人物も、既に関係を断った人物も含まれるという。

国務省の警戒情報の期限は9月1日まで。

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