トランプ氏、国家情報長官の職権縮小か CIA改革も

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マイケル・フリン元国防情報局長

マイケル・フリン元国防情報局長

政権移行チームに近い筋によると、トランプ氏はまた、CIAで諜報(ちょうほう)活動に当たる人的資源の強化を図る案も検討している。米情報機関の指導部の陣容が固まった後、強化案などに関する評価や分析を望んでいるという。

米政界の保守派の間では、オバマ大統領下のCIAは電子戦での諜報収集や国家安全保障局(NSA)による通信傍受に過度に頼っているとする不満が積もっていたという。

ただ、国家情報長官の権限削減案については民主党から異論が出ている。米下院の情報特別委員会で要職を務める民主党のアダム・シフ議員は国家情報長官の職権の有効性を削ぎ、2001年の米同時多発テロ以降に得た重要な成果を台無しにさせると指摘している。

国家情報長官は米同時多発テロでの教訓を基に2004年に創設された。

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