重要3州は接戦続く、わいせつ発言の影響軽微 米大統領選
(CNN) 来月の米大統領選で勝敗のカギを握るとみられるネバダ、ノースカロライナ、オハイオの3州で、民主党候補ヒラリー・クリントン氏と共和党候補ドナルド・トランプ氏が依然として接戦を繰り広げていることが18日までに分かった。CNNと調査機関ORCによる最新の世論調査で明らかになった。
調査は3州で今月10~15日、それぞれの州で1000人余りの成人を対象に実施された。トランプ氏によるひわいな発言の映像が公開され、同氏からわいせつ行為を受けたという女性たちが名乗りを上げ始めた時期に当たる。
問題の映像に関するニュースを何度も見聞きし、トランプ氏の女性観がそこに表れていると考える人が多かった。しかしオハイオ、ノースカロライナ両州では、CNNとORCが8月末と9月に実施した調査の結果と比べ、トランプ氏の支持率が下がるなどの影響はほとんどみられなかった。
対象者のうち本選で投票を予定している有権者をみると、ネバダではクリントン氏とトランプ氏の支持率が46%対44%と拮抗。ノースカロライナも48%対47%とほぼ互角の数字だった。オハイオではトランプ氏への支持が根強く、投票予定者の48%が同氏を支持すると答えた。クリントン氏と答えた人は44%だった。