ジカ熱、女性から男性へ性交渉感染を初確認 予防指針修正へ

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男性は1年以上、海外渡航はなく、症状が出るまで蚊に刺されたこともなかった。症状が現れるまで性交渉は感染した女性との1回のみとも説明していた。

女性から男性への性交渉での感染は今回初めて確認されたが、ジカ熱のウイルスが女性の性器内に潜伏する可能性があるとの研究例はこれまで発表されている。医学誌「ランセット感染症」は最近、カリブ海にあるフランス海外県グアドループ出身の27歳女性の感染例を報告。発症した後の11日間、血液や尿検査では陽性反応を示さなかったが、子宮の粘液検査では陽性が出たという。

CDCの最新データによると、米国内で性交渉を通じたジカ熱の感染例はこれまで14事例が報告されている。米本土内で旅行に関係しての感染例は計1305件だが、蚊が媒介となった例はない。

感染が判明した人間5人のうち4人には症状が出ないともされ、専門家は感染者の人数ははるかに多いとも見ている。

CDCによると、ジカ熱が急速に流行している米自治領プエルトリコでは保健担当当局が性交渉を通じての感染を監視出来ない状況にある。感染が蚊を媒介にしたものなのか性交渉の結果なのかの見極めがつかないことが原因となっている。

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