ペルシャ湾で今秋、米空母不在の異例事態に 修理などで

米空母「セオドア・ルーズベルト」

米空母「セオドア・ルーズベルト」

ワシントン(CNN) 米海軍当局者は5日、中東ペルシャ湾で今秋の大半の期間に米空母が不在となる事態が生じるとの見通しを示した。その期間は少なくとも2カ月に達する可能性がある。

船体の定期的な維持修理作業に加え、米連邦政府機関で進められる強制的な予算削減措置を受けた措置となっている。米国防総省は、同湾に少なくとも1隻の空母を配備することを正式な米軍戦略と位置付けてきた。

ペルシャ湾に米空母が出動しない事態は過去にもあった。ただ、今秋の不在は、イランとの核開発交渉の推移が重要な焦点であり続け、イラン海軍による米国や他国の船舶への軽度な嫌がらせ行為が目立つ地域情勢の中で起きることになる。

米国防総省当局者は、米空母がペルシャ湾に展開していなくとも、必要に応じて米空軍がこれを補てんする戦力を追加出来るため同湾周辺での任務遂行に支障はないと強調。イラクやシリアでの過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への空爆作戦の大半は米空軍が担っており、海軍の関与は2割程度と指摘している。

ペルシャ湾で現在活動しているのは空母「セオドア・ルーズベルト」だが、今年10月中に同湾を離れる予定。代替の空母は「ハリー・S・トルーマン」だが、冬季にならないと現地に到着しない見通しとなっている。

米海軍当局者によると、2010年から13年にかけて空母戦闘艦船群を含む海軍艦船の作戦出動期間の延長が続き、船体の維持管理などを実施する日程に狂いが出た。それだけ長期の修理などが必要となるしわ寄せが生まれているという。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]