銃消音装置の登録件数、1年で4割増 規制緩和など受け 米

サイレンサーの登録件数が1年間で約4割増加=SilencerCo

サイレンサーの登録件数が1年間で約4割増加=SilencerCo

ニューヨーク(CNNMoney) 米国のアルコール・たばこ・銃器取締局(ATF)は1日までに、銃器の消音装置の登録件数が今年の2月に前年から38%増える計79万2282件に達したとの最新統計を公表した。昨年3月には57万1750件だった。

米ユタ州に本拠がある消音装置の製造販売企業「SilencerCo」の幹部は、消音装置はごく普通の購入対象の1つになりつつあると指摘。同社の売り上げも毎月記録を更新し、従業員も過去1年でほぼ倍の215人に増やし、注文量をこなすため新たな製造機器も導入したという。

消音装置の販売増大の背景には各州の規制緩和がある。サイレンサーを合法化しているのは現在41州で、4年前には37州だった。

銃器産業のアナリストによると、スミス&ウエッソンなどの銃メーカーが過去数年間、消音装置を装着しやすい製品を売り出していることも消音装置の人気の高まりに作用している。銃メーカーはサイレンサーの保持は合法との宣伝にも力を入れている。

消音装置の値段は安くなく数千ドル相当になる。ライフル銃に用いる最も高価な商品となれば2500ドル(約31万円)もする。ただ、22口径の短銃用で325ドルのものもある。

サイレンサー購入に必要な連邦法上の許可の取得は容易ではなく、大半の銃取得の場合より厳しいともされる。消音装置購入の希望者は郵送かファクスで顔写真と指紋をATFに送り、税金200ドルの支払いが求められる。承認を得るまで9カ月かかる場合もある。

この中でSilencerCoなどの製造企業は料金130ドルで利用出来る法律サービスを消音装置の購入希望者に提供し、承認を得るまでのプロセスを簡易化させる試みにも挑戦。弁護士の支援で承認取得までの期間が5カ月に短縮される利点を売り込んでいる。同社はこのサービスを開始した今年4月以降、サイレンサー3000個の売り上げにつなげたという。

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