米下院、予算案を可決 政府機関の閉鎖回避へ前進

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共和党のベイナー下院議長

共和党のベイナー下院議長

ワシントン(CNN) 米議会下院は12日、今後2年間の予算案を332対94の賛成多数で可決した。同案が来週、上院で可決されれば、暫定予算が切れる来年1月中旬以降の政府機関閉鎖の危機は回避される。

民主党のマリー上院予算委員長と共和党のライアン下院予算委員長は10日、歳出強制削減措置の緩和など与野党双方の主張を取り入れた妥協案で合意していた。

ホワイトハウスは、オバマ大統領の希望すべてが盛り込まれたわけでないとしながらも「超党派の協力が実現した重要な瞬間だ」と評価し、予算案を支持する声明を出した。

連邦予算をめぐる共和・民主両党の対立は10月、16日間にわたる政府機関の一部閉鎖という事態を招いた。

この結果、予算問題にオバマ政権の保険医療改革(オバマケア)の撤廃問題を結びつけて事態悪化を招いた共和党保守派を中心に国民の批判が集まった。その後、共和党幹部が右派の反対を押し切って妥協案に合意した。

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