ペットのためにプライベート機を手配、香港脱出図る飼い主の苦境

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ペットとともに香港脱出、プライベート機の需要が急増

(CNN) 新型コロナウイルス対策が厳格化されている香港で、犬や猫を連れて域外へ脱出するための便が確保できず、必死の思いでプライベート機をチャーターする飼い主が急増している。

香港からの移住を計画している飼い主が資金を出し合ってチャーター機を手配しようとするオンライングループも結成された。

香港のコロナ規制は世界の中でも特に厳格で、非居住者が香港に入ることはほぼ認められない。地元住民もいったん離れて戻る際は、たとえ検査で陰性だったとしても、ホテルや政府の施設で3週間の隔離を義務付けられる。

このため2021年の調査では、香港在住の外国人の約40%が、香港を離れて別の場所に永住することを検討していると回答した。

香港でプライベート機を運航するトップスターズ航空を設立したオルガ・ラドリンスカ氏は、企業経営者層を対象とするプライベート便事業から、ペット輸送のためのグループチャーター便事業へと軸足を移していると話す。

「片道の移動に伴い、ペットも移動させる必要がある」「飼い主が既に転居しているのに、ペットが取り残されていることもある」(ラドリンスカ氏)

チャーター便の利用者層にも変化が見られ、労働者層や中流層が、便を確保しようと必死になっているという。

ラドリンスカ氏によると、同社のペット輸送ビジネスは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来、推定「700%」成長した。ただしペットを香港に連れて行きたい飼い主は1%に満たないという。

搭乗するのは犬や猫だけにとどまらず、トップスターズはハムスターやウサギも輸送している。チャーター便を仲介するルボヤージュ社のジョリー・ハワード最高経営責任者(CEO)は、鳥やカメの輸送依頼にも対応したことがあると説明した。

香港では、ハムスターからペット販売店の店員への感染に関連したデルタ株の症例が1例確認されただけで、小動物2500匹以上が殺処分されている。その後、ペットの輸送を求める声が一層高まった。

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