ペットのためにプライベート機を手配、香港脱出図る飼い主の苦境

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パイロットを思わせる服を着て座席に収まる柴犬/Life Travel Limited

パイロットを思わせる服を着て座席に収まる柴犬/Life Travel Limited

香港を拠点とするプライベート機の運航会社ライフ・トラベルはCNNの取材に対し、現在は98%の便が移住目的で利用されていると打ち明けた。パンデミック以前は主に日本と香港を往復するチャーター便を運航していたが、今は香港から日本、英国、台湾への片道便を運航する移住ビジネスに軸足を移しているという。

一方、トップスターズはロンドン、シンガポール、米国、カナダ、オーストラリア行きが多数を占める。

ペットの輸送に影響を与えているのは、頻繁に変更されるコロナ渡航制限だけではない。民間航空会社の中には、動物の搭乗に対して厳格なポリシーを設けているところもある。

ハワード氏によると、香港当局が相次いで便を欠航させ、さまざまな航空会社を禁止する中で、飼い主はますます焦燥感を強めているという。

「ペットは家族の一員」とハワード氏は言う。「1年もフライトを待っている人が大勢いる。私の知る限り、(香港で)数千匹の動物が、飼い主のもとへ届けてくれる便への搭乗を待っている」

ルボヤージュのビジネスは、ペット関連が半数を占めているという。

ルボヤージュのようなプライベート機の運航会社は、飼い主と連絡を取りながら、ペットのマイクロチップ装着や必要書類の準備、適切な便の選定、ワクチン接種などを徹底させている。

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