ソ連版「スペースシャトル」、落書きで覆われる

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ブランが格納されている建物。2010年に撮影/Ralph Mirebs/Exclusivepix Media/Zuma

ブランが格納されている建物。2010年に撮影/Ralph Mirebs/Exclusivepix Media/Zuma

その後、インスタグラムに落書きの写真が投稿され、この出来事に衝撃を受けた人などによって広く共有された。最初の投稿はもうネット上で見ることはできない。

タス通信によると、落書きには「ユーラ、ここまで来たよ」との文字があり、ソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンに言及したものとみられる。「人間は星まで登っていく前に、地球上で生活することを学ぶ必要がある」との文言も書かれていた。

こうした事態に、ソ連宇宙開発史の一部分が冒瀆(ぼうとく)されたと嘆く声が多く上がったが、今回の出来事をきっかけに機体保存の取り組みが進む可能性もある。

ロスコスモスは、ロシアやカザフスタン当局者との次回会合で機体移動の可能性を提起すると表明。宇宙博物館への移動について迅速に決定を下すことが必要だと述べた。

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