死んだ魚をクルーズ船の燃料に、21年までに実用化 ノルウェー企業

ノルウェーのクルーズ船会社が魚の死骸から得た生体ガスを燃料に使用する計画を発表/HEIKO JUNGE/SCANPIX NORWAY/EPA

ノルウェーのクルーズ船会社が魚の死骸から得た生体ガスを燃料に使用する計画を発表/HEIKO JUNGE/SCANPIX NORWAY/EPA

(CNN) フィヨルドの絶景を楽しめるクルーズ船旅行などを手掛けるノルウェーの海運会社フッティルーテンは、魚の死骸などの有機廃棄物を分解して得られる生体ガスを燃料の一部に使用する計画をこのほど明らかにした。

旺盛な需要に沸くクルーズ船業界だが、船舶の動力源として従来使用される高硫黄燃料は硫黄酸化物を発生させ、海や雨水の酸性化の一因となることが知られている。国際海事機関(IMO)は、船舶用燃料に含まれる硫黄の成分の上限を2020年までに0.5%とすることを発表している。

創業125年のフッティルーテンは、運航する17隻のクルーズ船のうち少なくとも6隻について、21年までに生体ガス、液化天然ガス、大型の電池パックの組み合わせで運航できるようにすると説明。ダニエル・シェリダン最高経営責任者(CEO)は声明で「他社が安くて環境を汚染する重油燃料を使用するなか、わが社の船は文字通り自然の力で動くことになる」と強調した。

そのうえで「船舶用の燃料として生体ガスほど地球にやさしいものはほかになく、環境にとってとてつもないメリットがあるだろう。他のクルーズ船会社は、ぜひとも後に続いてほしい」「持続可能性こそ、新時代を迎える海運業界、旅行業界にとっての主要な原動力になる。わが社の究極の目標は、汚染物質を一切排出しないクルーズ船を運航することだ」と語った。

フッティルーテンはこれまで、電力の利用によって燃料効率を高めたハイブリッド型のクルーズ船を3隻発注したほか、すべてのクルーズ船で使い捨てプラスチックの使用を禁止している。

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