魅惑の野生動物、撮影のコツ

36.ヒョウ(南アフリカ・サービ・サンド・ゲーム保護区)

36.ヒョウ(南アフリカ・サービ・サンド・ゲーム保護区)

5.我慢強くあれ

「インターネットやソーシャルメディアやスポーツのように、動物の撮影でもいろいろなことが次々と起こると考えていると失望する」とスミス氏は語る。スミス氏は、マウンテンゴリラのクローズアップ写真を1枚撮るために、ルワンダとウガンダを3度訪れ、密生したジャングルを何時間も歩いたという。フリーカメラマンのビリー・オッカー氏も「野生動物を撮りたいなら、音を立てず、動物を見つけたら彼らが怖がらないようゆっくり動く必要がある」と指摘する。

またマッケンジー氏は「動物たちはポーズを取らないし、ここぞという時に笑顔を見せることもめったにない」とし、「とにかく我慢強くなること。納得のいく写真を撮るのに数時間、数日、あるいは数年かかることもある」と語る。

前川氏も1枚の写真を撮るために1日最長10時間かけるという。また前川氏は数種類の動物の撮影に10年以上の歳月を費やしてきた。

6.視点を変える

シャッターを切る時、視点と自分が目指す画像を常に意識する。スミス氏の場合、それは「被写体の動物とその写真を見る人との特別な関係」を構築することだという。そんなスミス氏は、動物の視点からの撮影を好む。同氏は「ひざをついて動物の目線で撮影する」という。

また前川氏は野生動物の「人間的側面」の撮影を目指しているのに対し、オンドロビック氏は動物の「野生」に焦点を当てている。「野生動物専門の写真家としての私の最近の目標は、動物園の檻のような人口環境に拘束されていない、自然の中の動物を撮り、動物本来の美しさを見せることだ」とオンドロビック氏は語る。

またエリス氏も動物の写真を通じて環境保護のメッセージを伝えたいと考えている。「(写真を通じて)自然を人々の身近なものにし、われわれが地球に与える影響を最小化する努力をしなければならないというメッセージを伝えていきたい」(同氏)

7.動物の「目」を撮る

目は心の窓であり、素晴らしい動物写真の重要な要素でもある、とマッケンジー氏は語る。「撮影者は動物の目を通じて写真を見る人に何かを伝え、撮影者自身や見る人を感動させるような活気みなぎる画像を提供できる」(同氏)

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