エヌビディアのフアンCEO、長者番付21位に浮上 驚異的な決算で株価急騰

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エヌビディアの共同創業者ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)/I-Hwa Cheng/AFP/Getty Images

エヌビディアの共同創業者ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)/I-Hwa Cheng/AFP/Getty Images

(CNN) 米半導体大手エヌビディアの株価が22日の取引で急騰し、共同創業者ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)の資産価値が急上昇した。

米ブルームバーグ通信の世界長者番付でフアン氏は21位に浮上。エヌビディア株は22日午前の取引で15%上昇し、フアン氏の資産はこの日だけで85億ドル(約1兆2800億円)増えた。

フアン氏の資産は推定681億ドルとなって米富豪チャールズ・コーク氏を上回り、ウォルマートを保有するウォルトン家に迫っている。長者番付はイーロン・マスク氏を筆頭に、ベルナール・アルノー、ジェフ・ベゾスの両氏が続く。

フアン氏は創業当初からエヌビディアのCEO、社長、取締役を務め、同社株の約3%を保有している。

台湾出身の同氏は61歳。米オレゴン州立大学とスタンフォード大学に進学し、今は競合企業となった半導体大手LSIロジックやAMDを経て、クリス・マラコウスキー、カーティス・プリエムの両氏と共同で1993年にエヌビディアを創業した。

マラコウスキー氏は今もエヌビディアに残り、プリエム氏は2000年代初めに同社を離れている。

エヌビディアの時価総額は2兆ドルに迫り、人工知能(AI)ブームを追い風とする驚異的な業績を受けて22日の株式市場急騰を牽引した。

フアン氏は21日夕の声明で、AIは「転機を迎えた」と述べ、「世界中で企業や業界や国をまたいで需要が急増している」と指摘した。

この発言で22日の米株式市場は急騰。AMDやマイクロソフトなども軒並み上昇した。

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