米Tモバイルに不正アクセス、契約者3700万人の個人情報流出

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米Tモバイルは不正アクセスにより契約者3700万人の個人情報が流出したと発表した/ David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

米Tモバイルは不正アクセスにより契約者3700万人の個人情報が流出したと発表した/ David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米携帯電話事業者のTモバイルは19日、昨年11月に不正アクセスを受け、契約者3700万人の個人情報が流出したことを明らかにした。

同社は19日、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類の中で、契約者の氏名、住所、電子メール、電話番号、生年月日、Tモバイルの契約番号、契約しているサービスの種類といった個人情報が盗まれたと説明。一方で、社会保障番号やクレジットカード情報、政府の身分証明書番号、パスワード、暗証番号などは盗まれていないとした。

それでも、盗んだ情報を別の場所から入手した情報と組み合わせれば、なりすましに利用したり、金銭を盗んだりすることができてしまう可能性はある。Tモバイルは捜査当局に通報するとともに、情報流出の被害に遭った契約者には連絡を取っていると説明した。

同社は対策の内容については明らかにしていない。今回の事件を受けて「多額の経費」が見込まれるとしながらも、決算に実質的な影響が及ぶことは予想していないとした。

Tモバイルによると、情報流出の発覚を受け、同社は社外のサイバーセキュリティーチームと契約した。発覚した翌日には流出源を特定し、食い止めることができたと説明。引き続き調査は続けるものの、流出は「完全に封じ込めた」と確信しているとした。Tモバイルのシステムやネットワークに不正アクセスされた形跡はなかったとしている。

同社は2021年、サイバーセキュリティー対策強化のため、複数年にわたる多額の投資を開始したと発表していた。今回の事態を受け、「引き続き相当額の投資を行ってサイバーセキュリティープログラムを強化する」としている。

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