スペースX、ウクライナに衛星ネット接続サービス提供 マスク氏表明

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ウクライナで衛星インターネット接続サービス「スターリンク」の提供を開始したと発表したイーロン・マスク氏/Maja Hitij/Getty Images

ウクライナで衛星インターネット接続サービス「スターリンク」の提供を開始したと発表したイーロン・マスク氏/Maja Hitij/Getty Images

(CNN) 米宇宙企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は26日、ロシアの侵攻による停電に見舞われているウクライナで、衛星インターネット接続サービス「スターリンク」の提供を開始したと発表した。

マスクCEOは「スターリンクのサービスがウクライナで稼働した」とツイートし、「さらに多くの端末が向かっている」とした。

これに先立ちウクライナのフョードロフ副首相兼デジタル転換相は同日、ツイッターを通じてマスク氏に支援を要請。「あなたが火星の植民地化を試みる一方で、ロシアはウクライナの植民地化を試みています。あなたのロケットが宇宙からの着陸に成功する一方で、ロシアのロケットはウクライナの民間人を攻撃しています! お願いです、ウクライナにスターリンク基地局を提供してください」と訴えていた。

スターリンクは人工衛星を張り巡らして地球を覆う高速インターネット接続を提供するサービス。継続的なサービス提供のためには約547キロ上空の低軌道で衛星群を運用する必要がある。

米国防当局者が26日に記者団に語ったところによると、ウクライナでは断続的な停電が発生しているが、インターネットはまだ全般的に利用できる状態にある。

スペースXによると、スターリンクは1月に大規模な海底火山噴火に見舞われた南太平洋の島国トンガでも、インターネット接続サービスの提供に使われた。

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