フェイスブック、社名変更を検討か 米メディア報道

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フェイスブック、社名変更を検討か

ロンドン(CNN Business) 交流サイト世界大手の米フェイスブックが社名を仮想現実空間「メタバース」に焦点を合わせた新しいものに変えることを検討していることがわかった。米ネットメディア「バージ」が伝えた。フェイスブックに対しては世界各地で規制当局から商慣習について批判の声が出ている。

バージは、事情に詳しい情報筋の話として、フェイスブックが来週にも新しい社名を発表する計画だと伝えた。

フェイスブックの広報担当に社名変更の可能性について尋ねたところ、フェイスブックはうわさや臆測にはコメントしないと回答した。

フェイスブックは同名の交流サイトのほかにも、写真投稿アプリ「インスタグラム」やメッセージアプリ「ワッツアップ」も傘下に収めている。社名の変更により、ひとつの大きなブランドの下に3つの巨大なプラットフォームが集まる形になるかもしれない。これは、グーグルがアルファベットの傘下にある構造と似たようなものとなる。

社名の変更はフェイスブックの方向性を反映したものとなる可能性がある。

メタバースの考え方では、インターネットと似たような空間を作り出し、そこで利用者はアバター(分身)を通じて歩き回ったり、他の人とリアルタイムで交流できたりする。理論上では、利用者は仮想のテーブルの周りに離れた場所にいる同僚と座ったり、仮想のコーヒー店に歩いて行って友人と会ったりできる。

フェイスブックは先ごろ、メタバースの開発に向けて、欧州で1万人を雇用するとの計画を明らかにしていた。

社名の変更は、フェイスブックの評判を刷新する取り組みの一環である可能性がある。フェイスブックに対しては、プラットフォーム上の誤報や、不適切なコンテンツの排除の失敗、一部の利用者の心の健康に与えるネガティブな影響が暴露されるなど、悪い話題が続いている。

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