料理サイト「エピキュリオス」、牛肉レシピの掲載取りやめ 気候変動対策支援

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料理サイトの「エピキュリオス」が気候変動対策を支援するため、牛肉のレシピを掲載しない方針を固めた/Postmodern Studio/Shutterstock

料理サイトの「エピキュリオス」が気候変動対策を支援するため、牛肉のレシピを掲載しない方針を固めた/Postmodern Studio/Shutterstock

ニューヨーク(CNN Business) 料理サイトのエピキュリオスは26日、気候変動対策を支援するため、牛肉を「断ち切る」と発表した。

今後は新しい牛肉レシピを掲載せず、記事やニュースレター、SNSの投稿でも牛肉を取り上げない。牛肉生産の過程では大量の温室効果ガスが排出されるため、牛肉の一掃は地球に優しい措置と位置付けた。

「料理の持続可能性を高めたい人や出版社にとって、牛肉の断ち切りは価値ある第一歩」。エピキュリオスのマギー・ホフマン・シニアエディターと、デービッド・タマルキン元デジタルディレクターはそう説明する。

国連によると、畜産では世界の温室効果ガスの15%近くが排出され、中でも牛肉生産は排出量が最も多い。

エピキュリオスは2年前から牛肉の一掃に乗り出し、2019年からは牛肉レシピの公開をごく少数にとどめていた。

牛肉の代替料理もしばらく前からを提案するようになり、例えば前回のセントパトリックデーは、コーンビーフをやめて「ポテトを詰めたキャベツパイ」にすることを提案。今年の過越祭では牛肉料理に代わって鶏肉や魚、野菜などを使った45種類のメインディッシュを紹介していた。

牛肉なしのコンテンツに読者も関心を示しているといい、関心の高さはアクセス数やクリック数などの数字に表れているとホフマン氏らは説明。「牛肉を控えることで、私たちのリソースをもっと環境に優しいレシピに集中させることができる」「私たちのコンテンツの持続性が高まれば、米国人の料理の持続性も高まる」としている。

過去の牛肉レシピについては引き続き掲載を続けるが、トップページでは取り上げない方針。

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