ユーチューブ、一部動画を人力で精査 遺体動画で批判受け
ニューヨーク(CNNMoney) 米人気ユーチューバー、ローガン・ポール氏が青木ケ原樹海の遺体を映した動画を投稿して物議を醸した件を受け、ユーチューブは18日までに、一部動画の内容を「人力」で精査する方針を明らかにした。
広告主向けの特別プログラム「グーグル・プリファード」内にある動画について、アルゴリズムだけでなく従業員が精査に当たることになる。
同プログラムは大口の広告主に対し、ユーチューブへの投資を増やすよう奨励することを目的に創設された。サイト内で人気が高い動画を選抜し、こうした動画に掲載する広告の枠を企業が購入できるようにしている。
ポール氏の動画はグーグル・プリファードに組み込まれていた。ユーチューブは今月、遺体動画の投稿を受けて同氏をプログラムから除外すると表明したが、同社に対しては、ポール氏をめぐる論争への対応が遅れたとして改めて厳しい視線が注がれている。
グーグルは論争が起きる前から既に、動画の精査に当たる人員を数千人増やす計画を発表していた。
ユーチューブは今回、グーグル・プリファードを見直すと表明。「ユーチューブ上で最も人気があり最も厳しい精査を受けたコンテンツ」を提供するとしている。