君の瞳はうそをつけない AIは気付いている<下>

米ユタ州の企業がカメラを使って目の動きを追跡し、うそを感知する検査を開発した

米ユタ州の企業がカメラを使って目の動きを追跡し、うそを感知する検査を開発した

ワシントン(CNNMoney) アイディテクトは、さまざまな要因を考慮するアルゴリズムに依拠している。中でも重要な指標は、質問を読んでいる時に被験者の瞳孔が拡張するか否か、そして彼らがどれだけ速く質問を読むかだ。

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人間の瞳孔はうそをつく時に拡張する。うそをつくには、より多くの知的エネルギーを必要とするためだ。目は、作業負荷が増大した脳を支援するため、より多くの光と情報を取り込む。元ユタ大学教授で、アイディテクトの背後にある技術の開発に携わったデビッド・ラスキン氏によると、この目の働きは生存本能として発達したものだという。

ユタ州の研究チームの調査では、うそをつこうとする人は慎重になるため、一般に質問の回答に時間がかかることが判明した。しかし、うそをついている特定の質問に対してはより素早く回答する。

ラスキン氏をはじめとするユタ州の教授らによると、人の目を通じてうそを感知する方法にはいくつかの利点がある。彼らはポリグラフ研究の主導的な存在だが、視覚によるうそ発見検査に引き付けられた。ポリグラフ検査は、人が検査を管理して採点を行うため、検査結果にバイアスが入り込む可能性がある。アイディテクトではそうした人的要因が排除される。

例えば、検査の管理者は対象者のことを気に入っていれば質問の際に甘い態度を取るかもしれない。逆に、対象者を不快にさせるような厳しい質問を投げかけたりすることもある。こうしたことがあれば、結果をゆがめてしまう可能性がある。

またポリグラフ検査の管理者は3~4カ月間の訓練を要するが、アイディテクトによる検査は半日の訓練を経た人物が監督することで済む。

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