フェイスブックのサンドバーグ氏は「特別」? 働く女性めぐる著書に賛否

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「働く女性」めぐる著書に賛否 サンドバーグ氏にインタビュー

(CNN) 働く女性たちのお手本か、それとも特殊な成功例にすぎないのか――。米交流サイト大手フェイスブックで最高執行責任者(COO)を務めるシェリル・サンドバーグ氏(43)がこのほど、女性のキャリアをめぐる著書を出版したが、その内容に称賛と批判の両方の声が上がっている。

11日発売の「Lean In: Women,Work,and the Will to Lead」は、サンドバーグ氏の初めての著書。働く女性が自分のキャリアと人生をどう歩むか、というテーマに取り組んでいる。

サンドバーグ氏は首都ワシントンに生まれ、フロリダ州南部で育った。眼科医の父と、3人の子どもを育てるために教師をやめた母。一家は旧ソ連のユダヤ人を熱心に支援していて、同氏も文通相手のソ連の少女たちと心を通わせた思い出を持つ。

ハーバード大学で2つの学位を取り、世界銀行のスタッフを経て、クリントン政権時代にサマーズ財務長官の首席補佐官を務めた。IT業界に転じて米グーグルの広告事業を主導した後、フェイスブックへ。輝かしいキャリアをたどりながら、2児の母として仕事と家庭のバランスに心を砕く。まさに理想的な女性像だとたたえる意見も多い。

これに対して、同氏を現在の地位まで引き上げたのは男性有力者たちの力だと指摘する声がある。

大学の恩師だったサマーズ氏に認められ、グーグルのシュミット会長やフェイスブック創業者のザッカーバーグ氏に起用されたからこそ、ここまでたどり着けたといえるだろう。

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