ジョブズ氏死去から1年、次のスティーブ・ジョブズは現れるのか

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米アップルをさまざまなヒット商品で牽引してきた故スティーブ・ジョブズ氏

米アップルをさまざまなヒット商品で牽引してきた故スティーブ・ジョブズ氏

イーロン・マスク氏(起業家)

南アフリカ出身で、17歳の時に両親に無断で家を出て、4年後に渡米。この時既に、12歳で開発したゲームを売り出していた。以後、パブリッシングソフトの「Zip2」を開発し(アルタビスタに3億ドルで売却)、電子決済大手のペイパルを共同創業し、初の商用電気自動車メーカー、テスラ・モーターズの創業にかかわった。それにもちろん、宇宙探査を手がけるスペースXの経営者でもある。

難点: テスラは例外として、マスク氏のプロジェクトは現在のところ、どれも消費者向け製品とは直接的な関係がない。これまでに挙げた人物に比べると、一般の知名度は低いかもしれない。しかしまだ41歳であり、この状況を変えるだけの時間はある。

セス・プリーバッチ氏(SCVNGR、レベルアップ CEO)

プリーバッチ氏はワイルドカードだ。しかし、新しい世代の若くクリエイティブな「作り手」を代表する存在であり、数年後、または数十年後にはさらに高い所に上り詰めているかもしれない。同氏は22歳にしてSCVNGRのために2000万ドルを超す資金を集めた。12歳の時に初のウェブ企業を創業し、次いでモバイル決済システムのレベルアップを設立して何百万ドルもの出資を集めている。昨年のサウス・バイ・サウスウェスト・インタラクティブで行った演説ではロックスター並みの扱いを受けた。さらに、ジョブズ氏のような定番のファッションを確立し、オレンジ色のサングラスとシャツがトレードマークになっている。

難点: 起業の世界では、どんなサクセスストーリーの影にも数え切れない失敗がある。年若いカリスマが誰でもジョブズ氏のようになりたがるとは限らず、すべてのキラーアプリが何百万ドルも何十億ドルも稼ぎ出すとは限らない。たとえ評判が良く、どれほど普及していたとしても。

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