ロシア人オーナーのアブラモビッチ氏、チェルシーの運営を「譲渡」

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スタンドに立つ強豪チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏=19年5月29日、アゼルバイジャン・バクー/Alex Grimm/Getty Images

スタンドに立つ強豪チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏=19年5月29日、アゼルバイジャン・バクー/Alex Grimm/Getty Images

(CNN) サッカーのイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏は26日、クラブの管理や運営について、同クラブの慈善財団の管理者に委ねると発表した。

これより前にはロシアによるウクライナへの侵攻が始まっていたが、情報筋によれば、今回の発表はクラブの評判を守るための動きだという。

アブラモビッチ氏は声明で、「わたしは常に、心からクラブにとって最大の利益となるよう決断を下してきた。わたしは今後もこうした価値観に全力を注ぐ。クラブの運営を同クラブの慈善財団の管理者に委ねるのはそれが理由だ。彼らは、クラブや選手、スタッフ、ファンの利益を考えるうえで最も適任だ」と述べた。

英国の一部の議員からはアブラモビッチ氏に対してクラブの所有権を放棄するよう求める声が出ているものの、情報筋によれば、アブラモビッチ氏はオーナーの地位にとどまっている。

チェルシーはアブラモビッチ氏がオーナーとなった2003年以降、欧州チャンピオンズリーグの王者に2度なったほか、プレミアリーグでも5度の優勝を遂げている。

クラブもその後、声明を発表し、「ウクライナの状況は恐ろしく、破滅的だ。チェルシーの思いはウクライナのすべての人々とともにある。クラブの全員が平和を祈っている」と述べた。

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