SWIFTからロシアの一部銀行を排除、米欧が発表

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米国のバイデン大統領。米欧は共同声明で、国際銀行間通信協会(SWIFT=スイフト)からロシアを排除すると発表した/Drew Angerer/Getty Images

米国のバイデン大統領。米欧は共同声明で、国際銀行間通信協会(SWIFT=スイフト)からロシアを排除すると発表した/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 米欧は26日夜、ロシアの一部の銀行を国際決済ネットワークの国際銀行間通信協会(SWIFT<スイフト>)から排除する金融制裁を発表した。

米国と欧州委員会、フランス、ドイツ、イタリア、英国、カナダが共同声明を出した。

各国はこの中で、ロシアのプーチン大統領に「この戦争は戦略的な失敗であること」を共同で思い知らせると表明。対象の銀行は国際金融システムから締め出され、国際的な業務能力が損なわれると説明した。

ロシアの中央銀行や同国の富裕層が制裁の影響を抑えようとする動きも制限するという。

詳細は現在検討中とされ、具体的な手続きや銀行名は公表されなかった。

SWIFTからの排除は、金融面の最終手段である「核オプション」と呼ばれてきた。バイデン米大統領は24日の時点で、欧州が発動を望んでいないと述べていた。

背景にはロシアからのエネルギー輸入に依存する欧州諸国の事情があるものの、事態の深刻化を受けて、各国とも支持姿勢に転じた。

声明によると、米欧は来週、ロシアの個人や企業に対する資産凍結を徹底するための作業部会を設置する。偽情報への対応も強化する。今後ロシアに対し、さらなる追加制裁を科す用意があるとも表明している。

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