彭帥さん、中国元高官による性的暴行告発を否定 WTAは依然として懸念

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彭帥さん、中国元高官による性的暴行告発を否定 WTAは懸念

香港(CNN) 中国の著名テニス選手の彭帥(ポンショワイ)さんは21日までに、国際メディアの取材に答え、中国元高官による性的暴行を訴えたことを否定した。彭さんの身の安全と所在については1カ月以上にわたって懸念する声が上がっており、女子プロテニス協会(WTA)が香港を含む中国でのWTAの全トーナメントを停止する事態となっていた。

彭さんは19日、シンガポールの中国語紙、聯合早報に対し、「誰かから性的に暴行されたと発言したこともなければ、書き込んだこともない」と述べた。上記の告発が明るみに出てから彭さんが国際メディアにコメントするのは初めて。

自由に移動できているか、身の安全に懸念を抱いているかといった質問には「常に自由だ」と回答。ずっと北京にある自宅で暮らしていると答えた。

インタビューは19日に上海で開催された国際スキー連盟のクロスカントリースキーの大会に合わせて行われた。彭さんは現地で、元プロバスケットボール選手の姚明(ヤオミン)さんのほか2人の元五輪選手と写真に収まっている。

しかし、彭さんに自由な発言がどこまで許されているのかという疑念は依然として消えていない。性的暴行の告発の調査を求める声についても同様だ。

彭さんは削除された11月2日付のSNSへの投稿で、張高麗(チャンカオリー)前副首相から3年前に、同氏宅で性行為を強要されたと訴えた。その直後から徹底的な検閲が敷かれ、彭さんは2週間以上にわたって公の場から姿を消していた。

今回のインタビューではこの投稿について自ら「多くの誤解が生じた可能性がある。だからここでそうしたゆがんだ解釈がなされるべきではない」との見解を示した。

中国当局は張氏に対する性的暴行の告発を認めていない。この問題に関する議論は中国国内で依然検閲対象となっている。

彭さんはまた、19日のインタビューで国際オリンピック委員会(IOC)への感謝を表明。ビデオ通話ができて非常にうれしかったと語った。

IOCは彭さんと少なくとも2度のビデオ通話を行い、本人が安全で元気であることを自ら「再確認」したと発表していた。

WTAの広報担当者は20日、CNNの取材に答え、彭さんが公の場に姿を見せたのは喜ばしいとしつつ、「一貫して表明しているように、このような登場の仕方はWTAの重大な懸念を和らげるものではない。本人の身の安全及び検閲や強要なしに発言できているのかといった問題は解決していない。我々は引き続き断固たる姿勢で完全にして公正、かつ透明性のある調査を要求する。彼女の性的暴行に関する告発に対し、検閲のない調査を求める。その問題こそが、我々の懸念の発端だ」と強調した。

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