ホーム入居者がモデルに、有名アルバムのジャケット再現 英国

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アデルのアルバム「21」のジャケットを再現する入所者の女性/Courtesy Robert Speker

アデルのアルバム「21」のジャケットを再現する入所者の女性/Courtesy Robert Speker

(CNN) 新型コロナウイルス感染拡大による封鎖措置が続く英国の高齢者介護施設で、人気アーティストのアルバム・ジャケットを再現するというユニークなプロジェクトが企画された。

ロンドン北郊のエッジウェアにあるシドマー・ロッジ・ケア・ホームは新型コロナウイルス感染を防ぐため、今年3月12日から外部との接触を厳しく制限している。

そんななか、ホーム内のアクティビティーを担当するロバート・スペカーさんは、入居者に楽しみを提供して笑顔になってもらおうと、写真撮影の企画を思い立った。

入居者自身がモデルになって、テイラー・スウィフトやブルース・スプリングスティーン、アデル、マドンナのジャケット写真を再現するという趣向だ。

テイラー・スウィフトのアルバム「1989」に似せている写真/Courtesy Robert Speker
テイラー・スウィフトのアルバム「1989」に似せている写真/Courtesy Robert Speker

スペカーさんがそれぞれの入居者に合いそうなポーズや、どこか似ているアーティストを考えてアルバムを選んだ。

本人の希望も取り入れた。例えば93歳のシーラさんは、シンガーソングライターのラグンボーンマンに会ったことがあると言い、その時にサインしてもらったアルバム「ヒューマン」をリクエストした。

入居者らはプロジェクトがどう仕上がるのかよく分からないまま、撮影会を楽しんでいる様子だったという。完成した写真は、スペカーさんが今月10日、フェイスブック上で公開した。

写真を見て面白がったり笑い合ったりする入居者の姿に心が和んだと、スペカーさんは話す。このプロジェクトのほかにも、インターネット上の資金調達サイトを通し、認知症患者を支援する団体への募金集めも始めたという。

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