NY繁華街、25階の高さで綱渡りに成功 世界初

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NYタイムズスクエアで地上25階の高さの綱渡りを披露するワレンダ兄妹/Eugene Gologursky/Getty Images

NYタイムズスクエアで地上25階の高さの綱渡りを披露するワレンダ兄妹/Eugene Gologursky/Getty Images

(CNN) 世界的に有名な綱渡り一家「フライング・ワレンダス」の兄妹が、米ニューヨークの繁華街タイムズスクエアで、ビルの25階から通りをまたいで張ったワイヤの上を歩く綱渡りに世界で初めて成功した。

タイムズスクエアに集まった大勢の見物客が固唾をのんで見守る中、ニック・ワレンダさんと妹のリアーナさんは、全長約400メートルのワイヤで綱渡りを開始した。

まずニックさんが午後9時20分にワイヤの上を歩き始め、1分後にリアーナさんが反対側からスタート。2人で会話を交わしながら、互いに向けて歩を進めた。リアーナさんが途中で歌を口ずさんだり、2人が父親と通信システムを介して話をしたりする様子は、ABCテレビで生中継された。

リアーナさんは2017年、リハーサル中にほかの4人とともに9メートルの高さから落下して重傷を負っている。今回は、復帰後初のパフォーマンスだった。

スタートから17分後、2人は合流し、リアーナさんがワイヤの上に腰を下ろすと、ニックさんがその上をまたいだ。

リアーナさんがポールを持ち直して緊張が走る場面もあったものの、2人はそのまま歩き続け、無事、反対側まで渡り切った。

ワレンダ一家は1928年、ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで綱渡りを披露していた。ニックさんにとって今回の成功は、生涯の夢だった凱旋パフォーマンスが実現した瞬間だった。

ニックさんとリアーナさんは、グレート・ワレンダスと呼ばれる綱渡り一家の7代目。2人の曽祖父のカール・ワレンダさんは、一家を連れてドイツから渡米、リングリング・ブラザーズなどのサーカス団に加わった。カールさんは73歳だった1978年、プエルトリコで綱渡りに挑んだ際に命を落とした。

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