英著名シェフのレストラン事業が破産、従業員1000人失職

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英著名シェフ、J・オリバー氏のレストランが破産

ロンドン(CNN Business) 英国の著名なシェフであり、ジャンクフードに反対する活動でも知られるジェイミー・オリバー氏は21日、自身の手掛けるレストラン事業が破産し、管財人の管理下に入ったことを明らかにした。

当該の事業はチェーン展開するジェイミーズ・イタリアン、ロンドンのガトウィック空港内にあるジェイミー・オリバーズ・ダイナー、ステーキハウスのバーベコー、フィフティーン・ロンドンを含む。

管財人に選ばれたKPMGの声明によれば、系列の25店舗のうち22店舗が閉店となる。これにより約1000人が職を失うという。

残りの3軒は短期的に営業を継続し、その間に管財人が次の店舗を探すとしている。海外で展開するジェイミーズ・イタリアン、ジェイミーズ・ピッツェリア、ジェイミーズ・デリは通常通り営業する。

オリバー氏は声明で「このような結果になったことを深く悲しんでいる。すべてのスタッフと供給業者に感謝したい。彼らは10年以上にわたってこの事業に心血を注いでくれた」と述べた。

ジェイミーズ・イタリアンの立ち上げは2008年。上質の素材を使ったカジュアルなレストランとして売り出したが、近年は同種のチェーン店が乱立し、競争は激しさを増した。

オリバー氏はまた、昨夏の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、上昇する賃料や人件費、仕入れコストに加え、英国の欧州連合(EU)離脱の影響などが逆風になっているとも分析。近年の巨額投資に見合う結果が出ていない現状を打ち明けていた。

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