ベトナムがF1レースを初開催、20年から ハノイに市街コース
(CNN) 自動車レース、フォーミュラワン(F1)の興行権を持つ企業「リバティー・メディア」は8日までに、2020年の大会日程にベトナム・グランプリ(GP)を初めて設定する方針を発表した。
開催国を増やし、F1人気の裾野を広げるのが狙い。首都ハノイに長さ約6キロの市街地コースを設け、同年4月に実施する。地元の興行企業「ビングループ」とベトナムGPに関する複数年の契約を交わしたとした。
リバティー・メディアがF1の興行権を昨年1月、46億米ドルで獲得して以降、新たなGPが追加されるのは初めて。20年の大会日程では、アジア地域での開催は中国、シンガポール、日本に加え計4回となる。
ハノイ西部の市街地コースでは22カ所のコーナーを盛り込む。既存や新設の道路を使い、一部のコーナーはモナコ、鈴鹿やセパンの各サーキットのものと似た形状にするという。