伝説のF1レーサー、セナ 受け継がれる子ども支援の遺志

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セナが残したものとは、実の姉が語る

(CNN) 1994年5月、34歳の若さで命を落とした伝説的F1レーサー、アイルトン・セナ。故国ブラジルの恵まれない子どもたちを助けて、貧富の差を解消したい――。姉のビビアンさんにそんな夢を語っていたのは、死の数週間前だった。

イタリアのサンマリノ・グランプリで事故死したセナが、その夢をかなえることはできなかった。しかし23年たった今も、セナはブラジルで愛され続け、その夢は実を結び続けている。

ビビアンさんは弟の死の6週間後、非政府組織(NGO)「アイルトン・セナ財団」を立ち上げ、ブラジル社会のために多額の貢献を行ってきた。特に力を入れたのが子どもの教育支援だった。

ブラジルは世界9位の経済国だが、若者の教育では後れを取っている。アイルトン・セナ財団はこの問題に取り組むため毎年約200万人の子どもと6万人の教員養成を支援してきた。

児童や生徒を対象とするコンピュータープログラミング講座も運営し、現代社会で生きるために必要な「ソフトスキル」の習得も支援する。

財団の活動を支える「セナ」のブランドは、死後20年以上たった今も、驚くほどの強さを発揮する。F1の世界はもちろん、子ども向けのコミック本や、ケチャップやマスタードといった調味料にまでセナの名が使われている。

BBCの2017年の報道によると、同財団がセナのブランドで得た収益は、過去5年だけでも約3億2000万ドル(約360億円)に上る。

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