ヘリに「歯」だけでぶら下がる、ナイアガラの滝上空で曲芸

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ナイアガラの滝の上空約91メートルを「歯」で体を支えて飛行

ナイアガラの滝の上空約91メートルを「歯」で体を支えて飛行

(CNN) 女性の曲芸師が米ニューヨーク州のナイアガラの滝上空で飛行するヘリコプターに歯だけ使ってぶら下がる試みにこのほど挑戦し、見事に成功した。高度300フィート(約91メートル)での妙技達成は世界新記録となった。

曲芸師のエレンディラ・ワレンダさん(36)は15日、ヘリから下げられたひもにつながる輪状のものに装着されたマウスピースを噛(か)んで、約8分間空中を漂った。輪状のものは転落防止のための装置で、ニューヨーク州の州法で定められているという。

折からの強風を克服しての快挙にワレンダさんは「私にも可能と長らく夢見て来た」と語った。今回の挑戦は夫で同じく曲芸師のニック・ワレンダさんに触発されたものと振り返り、「男性が出来るなら、女性も出来るはずだ」と信じていたという。

ニックさんは2011年、米ミズーリ州ブランソンのテーマパーク上空で歯を使ったぶら下がり飛行を披露していた。この際の高度250フィートがこれまでの世界記録だった。

夫は妻のナイアガラの滝での試みにもヘリに同乗して付き添い、エレンディラさんと操縦士との間の連絡調整に当たった。

ナイアガラ郡の地元議会が今回の曲芸に資金援助し、先月3万5000ドルを集めていた。エレンディラさんの今回の快挙は全米規模のニュースとなったが、実際に現場に駆け付けて冒険を見守ったのは少人数だったという。

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