俳優エイブ・ビゴダ氏が死去、「ゴッドファーザー」の側近役

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映画「ゴッドファーザー」でマフィア役を演じた米俳優エイブ・ビゴダさんが死去

映画「ゴッドファーザー」でマフィア役を演じた米俳優エイブ・ビゴダさんが死去

(CNN) マフィア一家の移り変わりを描いた米人気映画「ゴッドファーザー」の出演などで知られる米俳優エイブ・ビゴダさんが死去したことが28日までにわかった。同氏のマネジャーが明らかにした。94歳だった。

米ニュージャージー州にある娘キャロルさんの自宅で26日に息を引き取ったという。死因は伝えられていない。

有名な舞台俳優として1960年代に活躍していたが、フランシス・フォード・コッポラ監督に注目され、1972年の映画「ゴッドファーザー」でマフィアのドンの側近の1人であるサル・テッシオの役で起用。74年の続編にも出演していた。

同監督から電話をもらった時はゴッドファーザーの原作の本は読んでおらず、依頼の役柄がマフィアの一員だとは考えていなかったという。ビゴダさんはニューヨーク市生まれのユダヤ人でイタリア系ではなかった。

ビゴダさんは2008年にCNNの取材に応じ、「ゴッドファーザー」は自らにとって最初の大仕事だったとし、撮影のため毎日車が迎えに来て、メーキャップはドン役を演じた故マーロン・ブロンドの隣りに座って受けたなどと述懐。

撮影現場にはニューヨークのマフィア一家の本当の構成員が来ており、「どこの組だと尋ねられているかのようにじっとみつめられた」との思い出も明かしていた。

「ゴッドファーザー」シリーズで共演していた米俳優ロバート・デュバルさんはビゴダさんの訃報に接し「彼とは大きな思い出を共有していた。本当にさびしくなる」と追悼する声明を出した。

ビゴダさんはこの他、米テレビシリーズ「バーニー・ミラー」での刑事役でも人気を得ていた。エミー賞の候補になったこともある。

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