中国で開発中の空母、電磁式カタパルト搭載か 軍サイトに掲載

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中国で開発中の空母は電磁式カタパルト搭載か

中国で開発中の空母は電磁式カタパルト搭載か

(CNN) 中国人民解放軍(PLA)の英語版ウェブサイトは21日、中国の造船大手が電磁式カタパルトを備えた空母を開発中だとする記事を公開した。電磁式カタパルトは艦載機射出のためのシステムで、米海軍の史上最高額空母「ジェラルド・R・フォード」にしか搭載されていない。

電磁式カタパルトで発艦する航空機は離陸時間を短縮でき、燃料や弾薬の搭載量を増やすことも可能だ。スキージャンプ式で自力発進する航空機に対し優位に立てる。

米海軍は電磁式システムについて、多彩な航空機を高速で発艦させることができ、整備の負担も少なくなると評価。「ジョン・F・ケネディ」や「エンタープライズ」といったフォード級の2番艦以降の空母でも採用が計画されている。

中国はこのところ海軍の大幅な近代化と拡充を進めており、米艦に匹敵する空母の開発を目標に据えているとかねて考えられてきた。

今回の記事はこうした見方を改めて裏付けた形だ。記事は国営紙の環球時報が執筆し、PLAのサイトに掲載したもので、「電磁式航空機射出システムを備えた中国初の空母」とされる写真を中心に構成されている。

問題の写真を公表したのは中国船舶重工集団の研究組織。写真には現行のスキージャンプ式空母2隻に挟まれる形で、平らな甲板を備えた大型艦船が写っている。

記事は軍事専門家の話として、平らな甲板により「電磁式航空機射出システムの搭載が可能になる」と指摘。またこの新たな空母について、上海ですでに建造中との観測も伝えた。

同艦は中国の国産空母としては2隻目、全体では3隻目の空母になるとみられる。

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