がん闘病の米男性が巨額くじ当選、「使える余命あるのか」の思いも

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米オレゴン州で巨額の宝くじに当選したラオス出身の男性/KPTV

米オレゴン州で巨額の宝くじに当選したラオス出身の男性/KPTV

(CNN) 米オレゴン州の宝くじ運営当局は9日までに、がんとの闘病を過去8年続けている46歳男性が先月下旬、数字選択式のくじ「パワーボール」で賞金13億ドルを射止めた当選者3人のうちの1人となったと報告した。

東南アジアのラオス出身のこの男性は記者会見で、税引き後の賞金4億2200万ドル余は自らの妻や友人と分け合う考えを表明。半分は女性の友人に提供し、残りを夫婦で折半するとした。

同州ミルウォーキーに住む友人は宝くじを買うように100ドルを男性に与えていたという。

その上で「がんと闘っている身の上なのでこれらのお金を使う時間があるのかとも考えている」との気持ちも漏らした。先月の最終週にがんの化学療法を受けたばかりだったという。

前向きな気持ちで「普通の生活」を送ることを計画しているとし、家族には「夢の自宅」を買ってあげたいとも述べた。

パワーボールの実施団体によると、今回の賞金額は史上4番目の巨額となった。オレゴン州でのパワーボールでは最高額となっている。

男性が当選くじを買い入れたのは同州ポートランドのコンビニ店。同店は10万ドルの奨励金を得ることともなった。

幸運を得た男性はポートランドに過去30年間、居住。当選くじの番号はコンピューターが選んだ申込数字を使っていたという。「神が私を選んでくれた」と感謝している。

当選を知った後、100ドルを融通してくれた友人に電話し、勤務先に車で向かっていた女性に「もう仕事をする必要はない。宝くじに当たった」との吉報を伝えてもいた。

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