希少種のシマウマ、過酷な干ばつで2%が死ぬ ゾウやラクダも犠牲に ケニア

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干ばつにより希少種のシマウマが死ぬ被害が出ている=9月20日、ケニアのサンブル国立公園/Baz Ratner/Reuters

干ばつにより希少種のシマウマが死ぬ被害が出ている=9月20日、ケニアのサンブル国立公園/Baz Ratner/Reuters

(CNN) 東アフリカのケニアで2年間にわたって続く過酷な干ばつのために、希少種のシマウマの2%が死に、死んだり殺されたりするゾウも増え続けている。

ケニア北部では、キリンや家畜も含め、地面の上で腐敗していく動物の死骸を見かけることが珍しくなくなった。同地を襲った未曽有の干ばつで、ただでさえ不足していた餌や水源は奪われている。

特に最悪の被害を受けているのが、シマウマの中でも世界一希少なグレビーシマウマだ。

グレビーシマウマの死骸=9月23日、ケニア・サンブル国立公園/Baz Ratner/Reuters
グレビーシマウマの死骸=9月23日、ケニア・サンブル国立公園/Baz Ratner/Reuters

保護団体代表のベリンダ・マッキー氏は、この地にまとまった量の雨が降らなければ、グレビーシマウマの致死率は増える一方だと危機感を募らせる。

「間もなく訪れる雨季に雨が降らなければ、グレビーシマウマは極めて深刻な飢えの脅威に直面する」「6月以来、我々は58頭のグレビーシマウマを失った。干ばつが強まる中で死亡例が増えている」と同氏は話す。

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