野生のチンパンジーがゴリラを襲って殺す行動、初めて目撃 ドイツ研究チーム

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ゴリラとチンパンジーが対峙する様子は2度確認され、どちらも1時間ほど続いた/Courtesy Lara Southern/LCP

ゴリラとチンパンジーが対峙する様子は2度確認され、どちらも1時間ほど続いた/Courtesy Lara Southern/LCP

研究チームが記録した2回の遭遇のうち、1回目は52分、2回目は79分続き、チンパンジーが徒党を組んでゴリラを襲っていた。

ゴリラは大人のオスとメスが自分たちと子どもを守ろうとしたが、子ども2頭が母ゴリラから引き離されて殺されたという。

それまでチンパンジーとゴリラは比較的リラックスした関係にあると思われていた。互いに戯れる様子を目撃した研究者もいるという。

「チンパンジーの存在が、ゴリラに致命的な影響を与えうることが初めて証明された」と研究者は解説し、理由については「チンパンジーとゴリラ、ゾウによる食料源の共有が争いの激化につながり、大型類人猿同士の致命的な関係につながったのかもしれない」と推測している。

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