アマゾンのサル、社会環境の圧力下で「話し方」変える 新研究

フタイロタマリンは絶滅危惧種に指定されている/Tainara Sobroza

フタイロタマリンは絶滅危惧種に指定されている/Tainara Sobroza

(CNN) 社会環境の圧力を受けて行動様式を変化させているのは人間に限った話ではないようだ。

サルは別の種類のサルが暮らすテリトリーに入ると、鳴き方を変えて相互の意思疎通をより円滑に行おうとする。そのような実態が新たな研究で明らかになった。

行動生態学と社会生物学に関する学術誌にこのほど掲載された研究論文では、ブラジル・アマゾンの熱帯雨林に生息するフタイロタマリンとアカテタマリンの15のグループを対象に行動分析を行った。

研究に携わった英アングリアラスキン大学(ARU)の声明によると、アカテタマリンは「発声に関する順応性が高く」、フタイロタマリンよりも頻繁に鳴き声を上げるという。

フタイロタマリンは長く伸びる鳴き声を用いるが、これはアカテタマリンの鳴き声の特徴と異なる。

ところが数匹のアカテタマリンがフタイロタマリンも住むテリトリーに入ると、同じように長い鳴き声を身につけることが分かった。

研究論文の筆頭著者を務めたブラジル国立アマゾン研究所(INPA)のタイナラ・ソブロザ氏は声明で、鳴き声を変えるのはアカテタマリンの方のみであり、フタイロタマリンとともにいる状況でしかこの種の適応は起こらないことが分かったと述べた。

鳴き方が変わる理由は明確ではないものの、テリトリーを守ったりえさなどを取り合ったりする際の相互確認に役立っている可能性があるという。

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