世界一幸福な国、4年連続でフィンランドが首位 国連調査

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「世界一幸福な国」のランキングは4年連続でフィンランドが首位となった/Shutterstock

「世界一幸福な国」のランキングは4年連続でフィンランドが首位となった/Shutterstock

(CNN) 国連がこのほど発表した2021年版の世界幸福度ランキングは、新型コロナウイルス感染拡大の影響にもかかわらず、フィンランドが4年連続でトップを維持した。

2位以下はアイスランド、デンマーク、スイス、オランダの順。アイスランドは昨年版の4位から2ランク上がり、昨年5位だったノルウェーは8位に下落した。ドイツは昨年の17位から7位に急上昇した。

米国は18位から14位に上昇、英国は同13位から18位に下落し、オーストラリアは12位のまま変わらなかった。

世界の幸福に関する報告書は、国連の諮問機関「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が米ギャラップの世界世論調査「ギャラップワールドポール(GWP)」などに基づき、9年前から毎年発表してきた。国内総生産(GDP)や社会的支援、他者への寛容さ、寿命、自由度、国への信頼度を主な指標として、各国の幸福度を比較している。

ここ1年のコロナ禍は世界の人々の生活に大きな影響を及ぼし、調査では対面の聞き取りを完了できなかった国もある。だが報告書をまとめた専門家らは、新型ウイルスが全体として人々の幸福感に影を落とした様子はみられないと指摘する。

ランキングで2位にはアイスランドが入った/HALLDOR KOLBEINS/AFP via Getty Images
ランキングで2位にはアイスランドが入った/HALLDOR KOLBEINS/AFP via Getty Images

専門家の1人はその背景について、新型ウイルス感染が「全ての人に脅威を及ぼす共通の外敵」ととらえられた結果、団結心や仲間意識が強まったと分析した。

ただし多くの国で精神的な問題を抱える人が増え、仕事ができず孤立して幸福感が低下したとの回答も目立った。

今回の対象149カ国のうち、最下位はアフガニスタンで、ワースト4にはジンバブエ、ルワンダ、ボツワナが名を連ねた。

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