世界で最も「醜い」ラン?、新種を特定 英王立植物園

新たに特定された「ガストロディア・アグニセルス」/Rick Burian/Royal Botanic Gardens, Kew

新たに特定された「ガストロディア・アグニセルス」/Rick Burian/Royal Botanic Gardens, Kew

(CNN) 美しく繊細で、鮮やか――。ランと言えばそんなイメージを持たれることが多いが、新たに特定された新種が人々の見方を変えるかもしれない。

英キュー王立植物園の研究チームによると、新たに特定されたのは「ガストロディア・アグニセルス」と呼ばれる種。「世界で最も醜いラン」と形容されている。

このランはマダガスカル島で見つかったもので、葉は持たない。細い毛に覆われた塊茎から成長し、一生の大半を地下で過ごす。地上に姿を見せるのは開花するか、果実を実らせる時のみとなる。

発見にかかわったランの研究者ジョハン・ハーマンズ氏は17日、CNNの取材に対し、何が美しいかを判断するのは見る人次第だと前置きしつつ、「あまり美しくないと言わざるを得ない。内部は赤、外は茶色と、まるで肉のような見た目だ」と指摘した。

同氏によると、このランは最初、サヤに種子が入った状態で発見された。数年後に再訪して同じ場所を探したところ、茶色の落ち葉の上で茶色の花を付けたランが見つかった。

研究チームは当初、ハエを媒介に受粉する一部のランと同じく、このランも腐った肉のような匂いを放つのではないかと考えていた。ところが驚いたことに、匂いを嗅いでみると「かんきつ類やバラのような心地よい香り」がしたという。

花弁が特徴的なオーストラリアに生息するハイビスカス/Ian Darbyshire/Royal Botanic Gardens, Kew
花弁が特徴的なオーストラリアに生息するハイビスカス/Ian Darbyshire/Royal Botanic Gardens, Kew

キュー王立植物園や提携団体は今年、世界各地で156種あまりの植物や菌類を発見し、正式名称を付けた。その中にはナミビア南部の鱗(うろこ)のような葉を持つ低木や、ニューギニアで見つかったブルーベリーの仲間、オーストラリアに生息するハイビスカスの新種なども含まれる。

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