米FDA、遺伝子組み換え豚を承認 アレルギー反応回避へ

遺伝子組み換え豚では、アレルギー反応を引き起こす「アルファ・ガル」という糖類が生成されないようになる/Revivicor

遺伝子組み換え豚では、アレルギー反応を引き起こす「アルファ・ガル」という糖類が生成されないようになる/Revivicor

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は14日、遺伝子を組み替えて人のアレルギー反応を引き起こす物質が生成されないようにした豚を承認したと発表した。

FDAによると、遺伝子組み換えを行った豚肉は、この物質に対してアレルギーをもつ人が食べても安全で、臓器や組織なども安全に移植できる。

こうしたアレルギー反応は、動物の細胞の表面にある「アルファ・ガル」という糖類によって引き起こされる。ダニに刺されたことでアレルギー反応が誘発される場合もある。

FDAのハーン長官は「動物バイオテクノロジー製品が、食用および生物医学利用のための潜在的な供給源の両方の用途について初めて承認されたことは、画期的な科学的革新と位置付けられる」と指摘した。

遺伝子を組み替えた「ガルセーフ」豚は、ユナイテッド・セラピューティクスの子会社リビビコールがライセンスを取得した。同社は1996年にクローン羊の「ドリー」を誕生させたPPLセラピューティクスから独立したスピンオフ企業。

FDAによると、ガルセーフ豚を原料とする製品は、アルファ・ガル症候群をもつ人でも安全に使用できる。そうした製品には豚の腸から作られる抗凝血剤ヘパリンや、移植用の組織や臓器も含まれる。

FDAがこれまでに承認した遺伝子組み換え動物はごく少数にとどまる。食用としては、遺伝子組み換えサケのみが認められている。

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