79歳女性、がれきの中で「蛍の光」を演奏 ベイルート

レバノンの爆発の後自宅で「蛍の光」を演奏する79歳の女性/Courtesy May-Lee Melki

レバノンの爆発の後自宅で「蛍の光」を演奏する79歳の女性/Courtesy May-Lee Melki

(CNN) 中東レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が発生した後、79歳の女性ががれきの中で無事に残ったピアノを使って「蛍の光」を演奏する動画がSNSに投稿された。

家具がひっくり返り、壁には穴が開き、床中にがれきが散乱するなか、メイ・アブード・メルキさんは唯一無傷のように見える大切なピアノで蛍の光を演奏した。

米国に住む孫のメイリー・メルキさんによれば、幸運なことに爆発時、メイ・アブード・メルキさんは自宅にはいなかった。4日の爆発では少なくとも135人が死亡し5000人が負傷した。夫も自宅にいなかったものの、夫の店舗は破壊されたという。

May-Lee Melkiさんの投稿 2020年8月5日水曜日

2人は5日に帰宅したものの60年間暮らしてきた自宅がめちゃくちゃになった様子を見て、ひどくショックを受けたという。

孫によれば、内戦なども生き抜いてきた2人だったが、それでも今回の爆発によるような破壊はいままで目にしたことがなかった。

メイ・アブード・メルキさんは家に入るとすぐにピアノに向かった。このピアノは結婚の日に父親から贈られたものだった。

10人ほどのボランティアがガラスの破片などを取り除くなか、メイ・アブード・メルキさんはピアノの演奏を始めた。孫は、苦しみの中で少しばかりの平穏を求めようとしたと語った。

孫のメイリー・メルキさんが母親に動画を送り、母親がフェイスブックに投稿すると約2万人が動画をシェアした。動画はさらにツイッターでも広くシェアされている。動画はレバノンの人々の不屈の精神を表したものだといったコメントが寄せられた。

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