レバノン首都で大規模爆発、数十人が死亡

大規模爆発で数十人死亡 レバノン

レバノン・ベイルート(CNN) レバノンの首都ベイルートの港湾地区で現地時間の4日午後6時すぎ(日本時間5日午前0時すぎ)に大規模な爆発があり、ハッサン保健相によると少なくとも78人が死亡、4000人近くが負傷した。

この爆発で港は全壊し、大統領官邸やハリリ前首相の事務所、CNN支局の建物などが損壊した。現場から衝撃波が広がり、車が横転したり、何キロも離れた民家の窓ガラスが割れたりした。市内ではマグニチュード(M)3.3の地震が観測され、数百キロ離れたキプロス島でも揺れを感じた。

爆発の原因をめぐっては情報が錯綜 (さくそう)している。国営メディアは、爆竹の倉庫で火災が起きたとの説を伝えた。治安当局の責任者はその後、「数年前に押収された爆発物」が原因だと述べたが、詳細な内容には言及しなかった。

ディアブ首相はこの倉庫が2014年から存在していたと述べ、責任者を厳しく追及する構えを示した。

ベイルート県のアブード知事は、少なくとも10人の消防士が行方不明になっていると述べ、現場は「広島と長崎」を思わせる場面だったとコメントした。

市内の病院は負傷者であふれ、混乱状態に陥った。国営テレビは、極右ファランヘ党のリーダーが爆発で死亡したと伝えた。

在ベイルート米国大使館は有害ガスが発生しているとの情報を受け、現場周辺の人々に屋内退避とマスク着用を呼び掛けた。

オーストラリアのモリソン首相は、爆発で自国民少なくとも1人が死亡し、現地の大使館が大きな被害を受けたと発表した。

米国のポンペオ国務長官が見舞いのメッセージを送り、英国、フランス、スペインや近隣諸国も支援を表明。敵対関係にあるイスラエルも人道医療支援を申し出た。

レバノンは失業率や貧困率が急上昇するなど、経済危機のさなかにある。7日には、2005年に起きたハリリ元首相暗殺事件をめぐり、国連の特別法廷が判決を下す予定。宗派間対立の激化が懸念されている。

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