北極にできた過去最大オゾンホールが消滅 「人間活動とは無関係」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

北極上空にオゾンホール、過去最大か

(CNN) 北極上空に出現した過去最大規模とされるオゾン層の穴(オゾンホール)は、すでに消滅したことが分かった。

欧州の地球観測プログラム「コペルニクス大気監視サービス(CAMS)」が先週発表した。

CAMSによると、異例のオゾンホールは北極上空にできた極渦(きょくうず)と呼ばれる大規模な気流の渦によって発生していた。

南極のオゾン層破壊の原因とされる人間活動とは無関係に出現し、消滅したとみられる。

今年は新型コロナウイルス感染拡大による世界各国のロックダウン(都市封鎖)措置などにより、大気汚染状況が改善しているとの報告が相次いでいるが、CAMPは北極の巨大オゾンホールについて「ロックダウンとは無関係」「大気の質の変化との関連はない」とツイートした。

一方、南極上空のオゾンホールは昨年、観測が始まって以来最小の面積を記録した。CAMSは、オゾン層がゆっくり回復に向かっているとの見解を示している。

「環境問題」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]