子どもの「持続的幸福度」世界ランキング、日本は7位

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子どもの「持続的幸福度」のランキングが発表され、日本7位、米国39位となった/John Moore/Getty Images North America/Getty Images

子どもの「持続的幸福度」のランキングが発表され、日本7位、米国39位となった/John Moore/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 世界180カ国に暮らす子どもたちの持続的幸福度(フラーリシング)を独自の基準で指数化し、比較したランキングがこのほど発表された。首位はノルウェーで、日本は7位、米国は39位だった。

世界保健機関(WHO)、国連児童基金(ユニセフ)と医学誌ランセットが共同で報告書をまとめ、同誌の最新号に発表した。

ユニセフの資料を含む過去の研究報告から、各国の子どもの死亡率や就学年数、10代の出産率、妊産婦死亡率、暴力の発生状況、栄養状態などさまざまなデータを抽出し、総合的な持続的幸福度の指数を算出した。

同時に、各国のサステナビリティー(持続可能性)への取り組みを示す指標として、国連サミットで採択された持続可能な開発の目標年度、2030年の時点で予測される各国の二酸化炭素(CO2)排出量を比較し、少ない国から順位をつけた。

報告書の執筆者の1人、ユニセフのステファン・ピーターソン氏によると、2つのランキングを照らし合わせた結果、両方で上位に入る国はひとつもないことが分かったという。

子どもの持続的幸福度で1~3位に並ぶノルウェー、韓国、オランダは、二酸化炭素排出量の予測値がそれぞれ156位、166位、160位と振るわなかった。

排出量の予測値が少ない国のトップ3はアフリカのブルンジ、チャド、ソマリアだったが、子どもの持続的幸福度はそれぞれ156位、179位、178位にとどまっている。

ピーターソン氏は「どこかに少なくとも数カ国、現在と将来の子どもたちのためにやるべきことをやっている国があると期待していた。そういう理想的な国がどこにもないことに驚いた」と話している。

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