長さ103mのピザ焼く、消防士の支援金募り 豪

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消防士への支援金を募る目的で、長さ103メートルのピザが作られた/@issac_eatsalot/Instagram

消防士への支援金を募る目的で、長さ103メートルのピザが作られた/@issac_eatsalot/Instagram

(CNN) オーストラリア・シドニー郊外にあるイタリア料理店が同国の森林火災の鎮火に奮闘する消防士への支援金を募るため長さ103メートルの長方形のピザを作り、集まった約3000人の住民らにふるまう行事がこのほどあった。

4時間かけて作ったピザ「マルゲリータ」で、幅は40センチ。同市郊外のキラウィーの長さ100メートル以上の道路を使い、コンベヤー式のオーブン上に生地をのばして焼き上げた。

最初は長さ1メートルの生地を置き、その後、他の生地と次々につなぎ合わせ、トマトソースやチーズのモッツァレラを使って完成させた。新鮮なバジル、オレガノやオリーブ油を添え、4000個分に切られて提供された。

料理店を営む男性と姉妹は命をかけて仕事に取り組む消防士のために何かをしたかったと説明。CNNの取材に応じた男性はまた、豪州で切れ目のない最長のピザを作りたかったとの動機も明かした。

「世界記録を破ることはできなかったかもしれない。ただ、非常に必要な資金ねん出のために間違いなく効果があった」と述べた。集まった献金の額はわかっていないが、ニューサウスウェールズ州の消防団体に寄贈する予定。

豪州の森林火災のシーズンは昨年7月下旬に始まり、今回の火災は過去数十年で最悪規模ともされる。全国での犠牲者は少なくとも28人に達した。ニューサウスウェールズ州だけでも3000棟以上の民家が全焼や損傷の被害を受けた。

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