海面埋め尽くす軽石の群れ、太平洋を漂流 グレートバリアリーフの再生に期待

砂州のようにみえる無数の軽石の衛星画像。巨大な「いかだ」さながらに海を漂う/NASA's Terra satellite

砂州のようにみえる無数の軽石の衛星画像。巨大な「いかだ」さながらに海を漂う/NASA's Terra satellite

(CNN) 米ニューヨーク・マンハッタンに匹敵する面積の海面に浮かんだ膨大な量の軽石が、オーストラリアの東海岸へ向かって漂流を続けている。専門家はこの軽石について、気候変動のためにサンゴ礁の半分が死滅したグレートバリアリーフを再生させる助けになるかもしれないと期待を寄せる。

大量の軽石でできたこの巨大な「いかだ」は、海上を航行する船舶が9日に初めて発見した。米航空宇宙局(NASA)によると、その数日前には太平洋の島国トンガの近くで海底火山の噴火が起きた形跡があった。

ヨットでバヌアツを目指していたマイケル・ホルトさんとラリッサ・ホルトさんは、出航から10日目の夜、ビー玉からバスケットボールくらいの大きさの軽石で構成された、海面が見えないほど大きい浮遊物に遭遇した。

「実際のところ、かなり薄気味悪かった」「海面全体の輝きが失せ、水面に映る月も見えなかった」とラリッサさんは形容する。

軽石は穴や空洞だらけで、氷山のように海に浮かび、全体の約90%が水中に沈み、10%は水上に露出している。

  
      

2人の予想によれば、軽石は潮流に乗って、7~10カ月後にはオーストラリア沿岸に達する見通し。

海に浮かぶ軽石は海洋生物の巣の役割を果たす。大量の軽石がオーストラリアに漂着すれば、軽石にすみ着いた海洋生物もグレートバリアリーフにたどり着き、フジツボやサンゴなどの多様な新しいコロニーが形成される可能性がある。

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