インドの無人探査機「チャンドラヤーン2号」、月の周回軌道に乗る

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チャンドラヤーン2号の打ち上げの様子。このたび、月の周回軌道に乗ったことがわかった/ARUN SANKAR/AFP/Getty Images

チャンドラヤーン2号の打ち上げの様子。このたび、月の周回軌道に乗ったことがわかった/ARUN SANKAR/AFP/Getty Images

(CNN) インドの無人月探査機「チャンドラヤーン2号」が20日、月の周回軌道に乗ったことがわかった。

インド宇宙研究機関(ISRO)のシバン理事長は記者団に対し、探査機が軌道に乗るまでは我々の心臓は止まりそうだったと振り返った。

シバン氏は「しかし、まだ月面着陸という恐ろしい瞬間が待ち受けている」と付け加えた。インドが月面着陸を成功させれば、米国、中国、旧ソ連に続いて4カ国目となる。

インドのモディ首相はツイッターで、ISROに祝意を伝えた。

チャンドラヤーン2号は今後、月面から約100キロの軌道に到達し、着陸機の「ビクラム」(インド宇宙開発のパイオニア、ビクラム・サラバイ氏にちなむ)を本船から切り離して、南極付近の月面に着陸させる。

ISROによれば、月面着陸は9月7日に予定されている。

探査機の「プラギヤン」(「知恵」の意味)は月の時間で1日(地球時間で14日)かけて、月面の鉱物や化学物質を収集する。軌道周回機は向こう1年にわたって月面の地図を作成するほか、月の大気について調査する。チャンドラヤーン2号は重さ3.8トン。軌道周回機と着陸機、探査機の3段階で構成される。いずれもISROで開発された。

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