アポロの次は「アルテミス」、来年にも1号打ち上げ 月に常駐し火星へ

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NASAが2024年までを見据えた新たな月面ミッションの詳細を発表した/NASA

NASAが2024年までを見据えた新たな月面ミッションの詳細を発表した/NASA

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)のアポロ11号で人類が初めて月に降り立ってから50年。NASAは月に再び人類を送り込む計画について、詳細を明らかにした。

2024年までに月の南極に降り立つ宇宙飛行士には、初めて女性を含める予定で、今回の計画はギリシャ神話に登場するアポロの双子の姉妹にちなんで「アルテミス」と命名。2028年までには月とその周辺に宇宙飛行士を常駐させたい考えだ。

アルテミス計画では、有人宇宙船の「オリオン」、月周回宇宙船の「ゲートウェー」、ロケットの「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を利用する。持続可能な宇宙探査を目指し、再利用可能な宇宙船を使って、いずれ人類を火星へ送り込むことを目指す。

NASAのブライデンスタイン長官は「1960年代と同じように、私たちにも全人類のための偉大な1歩を踏み出すチャンスがある」と語った。

完成したオリオンもこのほど披露され、アルテミスのロゴも発表された。ロゴは「A」の文字で女神アルテミスの持つ弓矢とロケットの打ち上げを象徴し、地球と月、月から火星への軌道をイメージした。配色は地球の青とロケットの赤、月の銀色をあしらっている。

/NASA
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計画では、SLSロケットを使ってオリオンと宇宙飛行士と物資をまとめて月に送り込む。将来的には火星と木星、土星への無人飛行にもこのロケットを利用する。

オリオンは4人乗りで、月周辺の軌道を周回するゲートウェーにドッキングして、月の前哨基地として利用する。地球から約40万キロに位置するゲートウェイは、月面着陸を支援するとともに、地球から遠く離れた宇宙探査に利用される可能性もある。

惑星科学研究所のマーク・サイクス氏は、「月は近くて利便性が高い。ここで火星(への飛行)を実現するためのインフラ建設に着手できる」と説明する。

月面に降りた着陸船の想像図/NASA
月面に降りた着陸船の想像図/NASA

オリオンについてはNASAが7月に無人で行った実験を成功させている。準備が完了すれば、2020年11月、オリオンを搭載した「アルテミス1号」をケネディ宇宙センターから打ち上げる計画。この飛行は無人で行い、月の軌道を周回して6~20日後に地球へ帰還、太平洋の海上に着水させる。

アルテミス1号では、高速での大気圏突入など地上では再現できない条件の中で熱シールドなどのテストを実施するとともに、通信装置を搭載して打ち上げ後に起動し、写真の撮影や通信の実験を行う。

続いて「アルテミス2号」を打ち上げ、初めて月に到達する女性と再度降り立つ男性は「アルテミス3号」に搭乗する。

下部を切り離して上昇する着陸船の上部/NASA
下部を切り離して上昇する着陸船の上部/NASA
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