少女が風船に託したサンタへのお願い、国境越えて米夫婦が夢かなえる

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風船についた手紙を拾ったハイスさん(右)がダヤミさん(中央)と初めて顔を合わせた/Radio XENY/César Barrón

風船についた手紙を拾ったハイスさん(右)がダヤミさん(中央)と初めて顔を合わせた/Radio XENY/César Barrón

翌日、全員がラジオ局に集まり、ハイスさん夫妻からダヤミさん(8)にプレゼントを手渡した。ハイスさんの妻はダヤミさんに、手紙を見つけたハイスさんがサンタに届け、サンタからプレゼントを届けてほしいと頼まれたと語って聞かせた。

「子どもたちはプレゼントを見ると、喜びで小さな目を丸くしていた」とハイスさんは振り返る。

何年も前に息子を亡くしたハイスさん夫妻にとって、ダヤミさんとの出会いは特別な出来事だった。

「私たちの未来に孫はいない。だから子どもたちとクリスマスを共有することは、私たちの人生にずっと欠けていたものだった」

ダヤミさんの両親によると、毎年クリスマスにサンタへの願い事を書いて風船を飛ばすのは、一家の長年の習慣だった。今年もダヤミさんはいとこたちと一緒にサンタへ2通の手紙を書き、1通はクリスマスツリーに残し、もう1通は風船に付けて飛ばした。この風船が国境を越え、はるばるアリゾナ州まで届いていた。

誰かが手紙を見つけてくれたと知って、一家は信じられない思いだったという。ダヤミさんの父親は、「世界には本当にいい人たちがいる」と感慨深げだった。

ダヤミさんは「私の手紙についてのストーリーを読んでくれた皆さんに感謝します」とコメントしている。

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