最古の肉食魚、ジュラ紀の化石発見 身を食いちぎられた魚も一緒に

1億5000万年前のジュラ紀に生息していたピラニアのような肉食魚の化石が見つかった

1億5000万年前のジュラ紀に生息していたピラニアのような肉食魚の化石が見つかった

(CNN) 1億5000万年前のジュラ紀に生息していたピラニアのような肉食魚の化石が、ドイツ南部でほぼ完全な形で見つかった。これまでに発見された肉食魚の中では最古の種類だという。同じ地層からは、餌にされて体やひれを損傷したと思われる魚の化石も見つかっている。

この研究結果は18日の生物学会誌に発表された。化石が発見されたのは2016年。出土したのは、1860年に世界で初めて始祖鳥の化石が見つかったのと同じ場所だった。

新種の化石は、ひれを食いちぎるピラニアを意味する「ピラニアメソドン・ピナトムス」と命名された。

化石は保存状態が極めて良好で、上あごと下あごに並ぶ長くて鋭い歯や、口の周りの骨格がほぼそのままの形で残っていた。下あごの端には、はさみのような役割を果たしたと思われる三角形の歯も生えていた。

獲物の身を食いちぎる魚類としてはサメなどが知られているが、硬骨魚の仲間でそうした種が出現したのはずっと後の時代だったという。

「恐竜が陸上を歩き回り、小型恐竜が空を飛ぼうとしていた時代、その足元では魚が互いのヒレや身を引きちぎっていた」と研究者は解説する。

ピラニアメソドンは熱帯の浅瀬に住み、大きなヒレで動き回って魚を襲っていたと思われる。一緒に見つかった魚の化石はヒレの一部が欠けており、こうした肉食魚に襲われた形跡があった。

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